青木学園

青木学園について

指導方針

1.中学受験で合格を勝ち取る秘訣

入試問題で合否を分けるのは80%を占める基礎的問題

中学受験というと特に中学受験算数については、ご父兄の皆さんは学校で学習する内容と違った特別の能力の育成が必要と思われる方が多いように見受けられます。 しかしながら、中学受験といえども基本的に小学校の学習課程内から出題されるものであり、学校の教科書の内容をしっかり学習することが受験勉強の基本であります。
それにもかかわらず、「特別の能力」がことさら強調したのは我々中学受験を専門とする「塾」の責任であります。
すなわち「中学受験をするためには早い時期から受験塾に通い特別な訓練を受けた生徒でないといわゆる難関校には合格しないですよ」という塾の「論理」を作り上げてきたのです。
今から10数年前のことです。このような「塾論理」に輪を掛けたのが、一部の私立中学校の「オタク講師」たちです。 誰も解けないような問題を出題することによって自分たちの学校のステイタスと勘違いしている先生方が意外に多いものです。
( このような先生に限って他の科目の先生にはもっと基本を大切にした問題を作成すべきだ…と要求させていますが )
このように、塾と私立中学のお互いの「論理」が重なり合って入試問題がどんどん現実の小学校の学習内容から乖離していった時期もありました。
しかし幸いにも、10年程前から文科省の指導も加わり、入試問題の内容はかなり洗練されてきています。一時のような「難問奇問」の類のものはかなり減ってきています。
但し、算数の「規則性の問題」「図形の移動」など一部の単元においてはまだ小学校の教科書で扱われていない単元からの出題もあります。 しかし、これらはむしろ例外なのです。この例外的問題をことさら強調してきたのが「塾の論理」であったのです。
これらのことは別に中学入試のみでなく高校受験。そして東大を筆頭にする大学受験に於いても、まったく同じことが言えるのです。
毎年、2月になると大手塾で繰り出される「今年度入試の新傾向問題」と題した説明会が行われます。その内容を見てむなしさを覚えるのは別に私一人ではないでしょう。
先ほど上げたごく一部の「オタク講師」たちが作成して「オタク問題」をことさら「新傾向問題」として取り上げて世の中のお母さん方の不安感を煽り立てることはそろそろ塾業界全体で自粛しなくてはならない時期であると声を大にして申し上げたいところです。
とはいえ、この傾向は当分おさまらないことでしょうから、私の意見に賛同して頂くご父兄の皆さんだけでも冷静な受験勉強を是非我が子にはさせてあげて欲しいものです。それはわかった。ではどうすればいいの?という方にお答えいたします。

2.入試で生徒達が獲得しなくてはならない得点は

入試では「合格点」をクリアー出来ればよい!!

もちろん100点取れたら申し分ないことです。しかし、考えてみて下さい入試はあくまでも「合格するための問題」であってそれ以上の得点を取ったところでどうということはないのです。(特待生がかかっている…というときはまた別ですが。)
入試で大切なことは満点取ることではありません。先ほど挙げたようなオタク問題に手を出さず、80%を占める基礎問題をがっちり解く。勿論、満点取ることは悪いことではありません。
しかし、そのために払わなければならない犠牲はとてつもなく大きいものです。それだけの時間があったら他の科目の学習をして欲しい。さらに余裕があれば小学校生活の中で、受験以外のことで大切にすべきことをもっとさせてあげたい。そう指導してあげることが青木学園の指導方針なのです。
勿論、この考え方には異論がおありかと思います。もっと余裕を持った得点で合格させてあげたい。そのために塾に通わせているのです。「そんなにギリギリで入学したら入ってからが大変。」というようなご意見もあります。
このことについて一言付け加えておきます。ある私立中学校さんで、入学試験で補欠入学された生徒さんたちのその後の状況をお聞きしました。皆さんはどう思われますか?補欠つまり1点足りなくて正規合格を逃した生徒さんたち。さぞかしその後の中間テストなどで苦労されているのでは?と思われますか。
その結果を申しますと「補欠の生徒さんがその後の学習の中で正規合格の生徒さんよりも苦労しているという事実は100%ありません!!むしろ補欠入学者の方が成績上位者になっている場合のほうがむしろ多いほどです」 このことからして、理想的な受験勉強とは:入試では難問や奇抜な問題、目のさめるような高校入試問題にも匹敵するような問題には極力手を出さずひたすら80%を占める基礎問題を確実に正解し「合格点」をクリアーすればよいのです!!それ以上の点数が取れるのであればもっと上位の学校を狙う方がよい!入試では「合格点」で合格すればよいのです!!

3. 受験を志す今なすべきこと

中学受験で大切なのは算数以上に「国語力」

①学習面ですべきこと

中学受験の特質を考える時他の受験との比較をすると分りやすい。中学受験のどの入試でも「国語」からのがれることは出来ません。つまり、中学受験ほど「国語力」を重視する入試はありません。理数系が強いといわれている中学校でも、しっかり国語の力を観ようとする問題が数多く出題されます。
よく中学受験の合否を分けるのは「算数」であるといわれ、ことさら算数が強調されます。 実際、受験生の家庭学習の割合を調べると極端な生徒さんですと全学習時間の9割が算数で占められているなんて言う例もあるくらいです。 そして塾の算数の講師はいわゆる「看板講師」ということになります。 ご家庭でもどういうわけかお母さんもお父さんも「算数の能力がすなわちその子の学力である受験の合格力」との認識が強いようです。 では実際はどうでしょうか。4年生、5年生のこれから受験を始めようとしている生徒さんにとっての学力-合格力とは?
小学生にとって一番大切な学力であり受験生にとって一番大切な合格力の基礎となるのは、ズバリ国語力である!!とお答えいたします。 すなわち国語力は全ての学問の「土壌」である。理科社会さらには算数さえも、この土壌の上に生える果物である。 肥よくな土壌ほど実の多い果物が生える。
如何でしょうか。御父母の皆さんの中にはそれでも算数が大切!と言われる方もいらっしゃると思います。 ならば「国語力」とはすなわちどう養成すればいいのか?そのための方法を三点ご提案いたします。
「国語力」=「語彙力」すなわち如何にして語彙数を増やすかがポイントとなります。読解力が凄いといわれるような生徒さんは例外なく中学生並みのいやそれ以上の語彙力を持っていることが多いものです。
「うちの子は、本はよく読むのにテストとなると点数が・…」という話をよく聞きます。その原因は。国語は単に「感受性」を試す問題ではないのです。文章とはまず筆者が「何を伝えようとしているのか」を読みとらなくてはなりません。その上でさらに、その文章を入試問題として採用した出題者がこの文章を通し て受験者に何を考えて欲しいかを読みとること力-自分を人のみ身に置いて考えてみる力-を養ってあげることが大切となります。
最後には、ここまで来ると国語力というよりもかなり「受験技術」的になりますが、「設問を正しく読み取る力」です。もちろんこの力は全ての科目に共通するものです。しかし、自分勝手な解釈をするのでなく「聞かれていることに正しく答える」 という「素直さ」の問題とするとその生徒さんの「性格」にまで起因することであるともいえます。その意味ではもはや「受験技術」で済まされる問題ではありません。

② 「心」の面ですべきこと

小学生が「受験したい!勉強したい!」なんて思えないのは当然です。
中学受験と他の受験を考えた時、もう一つ大きな相違点があります。たとえば大学受験。多少の違いはあるにしても大学受験において何故受験するのか?志望校をどこにするのか?を自分で決められない生徒さんはそう多くはないはずです。高校受験においても多かれ少なかれ同じことが言えるでしょう。
しかし、中学受験においてはまったく事情は異なります。(小学校受験はちょっと置いときまして…)何故受験するのか?どこに行きたいのか?もっと言えば、私立中学って何?という世界なのです。(もっとも、6年生ともなればそうばかりも言ってられませんが…)
それはともかく、3・4年生の段階で自分が何故受験するのか?どこを目指したいのか?についてはっきりした自分の意思を表現できる生徒さんは100人に1人いらっしゃるかどうかでしょう。
つまり、中学受験の指導とは今文科省がさかんに研究テーマとして取り組んでいる学習意欲以前の問題なのです。もし中学受験の塾の講師で「御宅のお子さんにはまだ受験に対する意欲がないとか、やる気が感じられない」などという人がいたとしたらその時点で「中学受験講師失格」といえます。
すなわち、中学受験指導とは:
「何故受験するのか」「私立中学校の魅力とは何なのか」という生徒たちの疑問に対して明確な答えを用意してあげそれぞれの生徒さんにとって「私立中学って凄い!!」「ようし、がんばって受験で合格するぞ!!」と心を奮い立たせてあげること。
つまり、中学受験指導の第一歩は「やる気を出させてあげること」から始まるのでありこのことなくして中学受験指導の成功はありえないのです。
女子マラソンで金メダルを取った高橋尚子さんではないですが「走ることが好きで好きでたまらない選手」にかなう選手はいません。その上「必ず金メダルをとる!」と心に誓うことができればまさに「鬼に金棒」です。
受験で栄冠を勝ち取ることもまさにマラソンで金メダルを取ることと同じです。
「何が何でもあの学校に入りたい!!」と思える学校が心に持てた生徒さんは合格の栄冠の半分を手にしたといっても過言ではありません。もっともこれがご両親や先生などからの単なる受け売りでは意味も半減してしまいます。

4.中学受験指導塾と他の塾の違いとは

中学受験塾の使命とは

「中学受験は親の受験」というスローガンを良く耳にします。このスローガンのもと親御さんが隣に座り親子ともに手を携えて一つの目標に向かう!そんな姿も美しいとは思います。しかし一つ忘れてはならないことは、今の姿がそのまま中学における姿となるのです。
このような親御さんに限って「親が一緒に勉強できるのは小学校までだから」と口にされますがそのあと、中学生になっても、高校生になってもやはり同じことをされていることが多いものです。 親に言われないと勉強できない、目標も持てない、がんばれない!!そんな我が子の姿を想像することは悲しいことではないでしょうか。我々中学受験塾の使命とは正にここにあるのです。
すなわち:
「子どもたちにまずは私立中学の素晴らしさそして目指したい学校を一緒に探してあげること-それも夢はできるだけ大きく高く-そしてそこを目指すことが素晴らしいこと、そしてその結果として受験勉強することがとにかく楽しい、だから誰に言われなくても自分から進んで勉強する、そんな生徒さんを育ててあげること」であると考えます。